今回は「YEEZY BOOST 700ってやっぱりダサいですか?」と質問をいただいたので、それに回答していく。
結論から言えば「あえて履く理由がないなら、350が買えなくて履いてるだけに見えてダサい」かもしれない。
デザイン性が高く、あえて定番よりずらしたスニーカーを履くなら、自分なりの軸を持つべきだ。
イージーブーストに対する人気の現状や、700の立ち位置などをもとに解説していく。
YEEZY BOOST (イージーブースト)700とは

YEEZY BOOST(イージーブースト)700は、addidasからリリースされているスニーカーだ。
- デザイナーである「カニエウエスト」の持つブランド「YEEZY」
- スポーツメーカー「アディダス」の開発したスニーカーソール素材「BOOST™」
これらがコラボしてリリースされたのが「YEEZY BOOSTシリーズ」であり、700はその中の一つである。
イージーブースト自体は2015年からリリースされているが、700のシリーズは2017年から登場している。
イージーブースト700のデザインは3種類
イージーブースト700には、無印とV2、MNVNと3種類のデザインが存在する。
それぞれデザインが違い、各モデルごとにさまざまなカラーのものが発売されている形だ。一応違いを知っておいてほしい。
YEEZY BOOST700(無印)



通常のYEEZY BOOST700は、上記のデザインだ。
ホワイトベースのものは履きやすそうだが、色が多く入るほど、まさに「ダッドスニーカー(オジサンっぽいスニーカー)」のニュアンスが強くなる。
YEEZY BOOST 700 V2



YEEZY BOOST 700 V2は、上記の流線をイメージしたようなデザインが入ったモデルだ。
いわゆるダッドスニーカーだが、オジサンというよりも小学生が履くスニーカーのようなニュアンスも持っている。
YEEZY BOOST 700 MNVN



YEEZY BOOST 700 MNVNは、ダッドスニーカーという雰囲気ではなくなる。むしろ近未来的なデザインとカラーリングのものが多い。
一般的には、こんなデザインの方が「パッと見てそれっぽい」ので、選びやすいかもしれない。
イージーブースト700がダサいと思われてしまう理由
イージーブースト700は、そもそも「ダッドスニーカー」ライクなデザインコンセプトである。ダサカワ要素を意識してデザインされているので、そこに「ダサい」要素があるのは、当然なのだ。
そんなデザイン性であることを前提として、それでもなお「700を履いているのがダサい」と思われるポイントがある。それを整理しておこうと思う。
350が圧倒的な人気である
イージーブーストの中では、350が圧倒的な人気を誇っている。
これはメルカリなどで売買されている流通の動向を見ても明らかで、350だけやたらと多い。そして700はさほど流通していない。
つまり700のデザインがダサいかどうかは別として、350が人気すぎて700が霞んでいるのだ。
これが普通のスニーカーなら何とも思われないだろうが、700はデザイナーブランドの一足であることが問題なのである。
350を履いていれば「流行ってるよね」で終わるが、700は「あえて履く」ニュアンスが強い。あえて700を履く理由がなければ「たまたま手に入ったからよくわからず履いている人」だと思われてダサい可能性がある。
YEEZY BOOST自体の勢いが、果たしてどうか
700がどうという話もあるが、YEEZY BOOST自体の人気がどうなのかということもある。
リリース当時ほどの勢いがなくなっているのは事実で、そんな中で「あえて700を履く」というのが、自分にとって意味を持つ行為なのかということだ。
好きで履くならもちろん素晴らしいことだ。しかし「何となく流行ってるっぽいから」という理由で700を履くのは、もうダサいのかもしれない。
デザイナーズブランドのシューズを履くなら、自分が好きなデザインのものを、軸を持って履くと良い。その姿勢が、ダサいかダサくないかの別れ道になるのだと思う。
イージーブースト700は、下手に履くとダサい可能性がある
イージーブースト700は少々オジサンっぽいコンセプトのスニーカー(=ダッドスニーカー)であることから、そのまま真正面から見ると「ダサい」と思われることもあるデザインだ。
よって、ただただイージーブーストというブランドネームに憧れ、何となく入手しやすい700を手に入れたから履いているというだけだと、ダサいファッションになってしまう可能性がある。
つまりイージーブースト700は、少々上級者向きとも言えるスニーカーかもしれない。
とりあえず人気っぽいものを履いておきたいだけなら、またダサいと思われたくないなら、ベーシックな「350」を履いておくことをお勧めする。(手には入りにくいが。)
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