今回は「イヤーカフって今どきダサいですか?」と質問をいただいたので、それに回答していく。
結論から言えば、きちんとアイテムを選べばダサくない。
「ダサい」という声も多いが、それは付け方やアイテムの選び方、さらに言えば「つける人」にもよるのだ。上手につければ、間違いなくオシャレなアイテムである。
つけていて「ダサい」と思われないよう、イヤーカフの基本を押さえておこう。
イヤーカフとは
イヤーカフとは、耳に被せるファッショングッズのことだ。耳の縁に引っ掛けるようにして装着する作りになっており、形はリング状であることが多い。
タイプは大きく2つに分かれており、耳の後ろからかけるタイプが「イヤーフック」、耳に挟むタイプは「イヤークリップ」と呼ばれる。どちらも同じイヤーカフだ。
耳につけるファッショングッズは色々とあるが、以下のような違いがある。
- ピアス|耳に穴を開けて、穴に通してつけるグッズ
- イヤリング|耳たぶにクリップのように装着して、垂らして見せるグッズ
- イヤーカフ|耳に被せるように装着するグッズ
ピアスやイヤリングは一般的だが、イヤーカフはどうだろう。
馴染みがない人も多いからこそ「ダサいかどうか」が気になるのかもしれない。
イヤーカフがダサいと言われる理由
イヤーカフがダサいと言われる理由を、調査の上まとめた。
「ピアスじゃないとダサい」という一種のイキり
特におしゃれを始めたての学生の間では、やはりピアスが流行る。耳に穴を開けるという行為が、思春期にとっては憧れだし、クラスで最初にピアスを開けたらきっとヒーローだ。
よってイヤーカフやイヤリングは、彼らからみると「ダサい」と映る。
「ピアスはカッコよくて、それ以外はダサい」という風潮になり、そこに明確な理由はない。
日本ではあまり流行らなかった
日本ではイヤリングが定番のファッショングッズとして君臨しており、1980年代からはピアスが主流になった。
イヤーカフも1980年代頃に少し出てきたようだが、ピアスに負けて「昔見たことあるアイテム」になってしまったのだ。
例えばチェッカーズ時代の藤井フミヤ氏がつけている映像を見つけたが、要するに一般人からは「そんなものもあったよね」と思われているグッズなのである。
よって「昔に一瞬だけ流行った、今つけるとダサいアイテム」というイメージに繋がっている。
おばさんが付けるイメージがある
イヤーカフと聞くと、おばさんがつけているイメージも先行している。
(要するにチェッカーズ世代ということだろうか)
しかし、上品につけているイヤーカフは間違いなくおしゃれだ。一方である程度お年を召しているにも関わらず、若い女性がつけるようなデザインのイヤーカフをつけて「若作り」だと言われる方がいるのも事実だ。
要するに、世間一般の人と違うことをするならば、センスが必要なのである。
ダサいと言われないイヤーカフの付け方
イヤーカフをつけてダサいと思われるか心配なら、ファッションというものを理解しておく必要がある。
ここでは、2つのコツをまとめておく。
年相応のデザインを選ぶ
ファッションには、何事も「年相応」というものがある。
背伸びしているのは可愛らしいかもしれないが、若作りはみっともない、ダサいと思われるのである。
その塩梅が判断できず、その上でダサいと思われるのが心配ならば、チャレンジは避けておいた方が良いかもしれない。
自信を持って付ける
そもそもファッションは自己表現だ。
ダサいかどうかを気にするなら、付けなければ良い。付けるなら、自信を持って付ければ良い。
イヤーカフは、上手につければ間違いなく品がよくオシャレなアイテムなのである。
イヤーカフはダサいのではなく、レベルが高い
イヤーカフは、ファッション感度が高い人がこだわってつけることの多いグッズだ。
今回調査したところ、金属アレルギーの方がファッションに取り入れているシーンや、ジュエリーブランドの新作に一部ラインナップされているのを確認した。
イヤーカフ自体がダサいのではなく、上手につけられるかどうかが勝負の分かれ目なのである。
自信があるならば、こだわってつけると良い。しかし自信がないなら、ピアスやイヤリングにしておけば、心配する必要がなくなるかもしれない。
結局は、自己表現である。